ジャイアンツとマイナー契約した山口俊「自分への期待感は去年よりはるかにある」

山口俊
山口俊

 ブルージェイズを自由契約後、ジャイアンツとマイナー契約を結び、招待選手として春季キャンプに参加している山口俊投手(33)が22日(日本時間23日)、米アリゾナ州スコッツデールのキャンプ地からオンライン会見に臨み「去年の経験をプラスにして、何とかメジャー契約を勝ち取り、チームに貢献したい。自分への期待感は去年よりはるかにある」と意気込みを語った。

 不完全燃焼のまま、夢を諦めることはできなかった。「去年の結果に納得出来なかった。自分が納得したボールで打たれたのではなかったし、もっと出来たんじゃないか、という思いは強かった。このまま日本に戻っても、この先悔いを残す。オフのトレーニングで手応えもあり、今の自分がどこまで通用するか確認したかった」と山口。ブルージェイズで、やり残した思いが強かった以上、日本復帰は選択肢になかった。

 予想外の波乱に見舞われたメジャー1年目。コロナ禍による開幕延期で一時帰国。公式戦はカナダ政府のコロナ対策のためトロントの本拠地が使えずに、傘下3Aバファローを本拠地とするなど厳しい環境のもと、ブルペンで中継ぎに回り17試合に登板し、防御率8・06。力を出し切れず、ポストシーズンは出場登録を外れた。

 2年目の今年は渡米直後の10日に戦力外通告を受けたが、米国で挑戦を続ける道を選んだ。「自分の体の弱さに気がついた」。昨年の反省からオフは根本的な筋力アップを重視して、トレーニング内容を見直し、瞬発系のメニューを取り入れた。「維持するより、1日1日進化させるトレーニングを積んで、からだ的にも(去年とは)違った感じになっている」

 コロナ禍による入国後の自粛規制や移籍先の模索もあり、トレーニングは中断していたが、新天地に合流して5日目。早ければ23日にも初のブルペン投球を行う予定だ。

 「こういう状況の中で何とかメジャー契約を勝ち取って、チームに貢献する姿をみせて、少しでも日本に勇気を届けれられたらいいと思う」。ジャイアンツのザイディ編成本部長も前日、当初は先発として調整させる方針を示した。

 メジャー登録の40人枠に割って入るのは、並大抵のことではないが、1964年にこのジャイアンツで日本人初の大リーガーとなった村上雅則氏のように前例がない訳ではない。悔しさと経験をバネにチャンスをつかみ取るか。メジャー挑戦の第2章の幕が開ける。

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