【記者の目】双葉山が創設の名門部屋で2代続けて師匠が不祥事…コンプラ委は解雇の意見も

相撲協会の処分
相撲協会の処分

 日本相撲協会は22日に東京・両国国技館で臨時理事会を開き、1月の大相撲初場所期間中にマージャン店へ行くなど協会の新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反した時津風親方(元幕内・時津海)に退職勧告を出した。退職金は30%減額。既に提出されていた退職届は同日付で受理された。時津風の名跡と部屋は、同部屋付きの間垣親方(元幕内・土佐豊)が継承することも承認された。

 相撲協会の処分は重い順に解雇、引退(退職)勧告、降格などの7項目がある。時津風親方は昨年の違反で既に3番目に重い降格処分を受けていただけに、退職勧告以上は必至だった。

 問題発覚から処分までの約1か月、コンプラ委は時津風親方本人はもちろん、夫人ら関係者にも聴取して慎重に調査を重ねてきた。大相撲の根幹である本場所をないがしろにした行動で厳しい声もあり、関係者によると同委では退職金が支払われない「解雇」にすべきだとの意見もあったという。ただ、明確な法律違反は認められず、退職勧告に落ち着いた。

 理事会の席上、八角理事長から本人に「一般の人になっても厳しい目で見られる。しっかりやってください」との言葉があったという。07年の力士暴行死事件に続き、2代続けて、不滅の69連勝を誇る横綱・双葉山が創設した名門部屋の師匠が不祥事で角界を去るという事態。軽率な行動の代償は大きかった。

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