【巨人】吉川尚輝、逆方向弾…原辰徳監督の「OPS上げろ」指令に応えた

吉川(右)は亀井らナインに迎えられ笑顔
吉川(右)は亀井らナインに迎えられ笑顔
巨人の二塁手候補
巨人の二塁手候補
吉川の昨季の本塁打の打球方向
吉川の昨季の本塁打の打球方向

◆紅白戦 白組1―0紅組(22日・那覇)

 巨人の吉川尚輝内野手(26)が22日、紅白戦(5回特別ルール)で逆方向弾を放った。3回先頭でルーキー右腕・伊藤優=三菱パワー=の直球を捉え左翼席まで運んだ。オフには増量し、S班キャンプでは石井野手総合コーチに志願して特打に取り組み逆方向への打球を意識してきた。原監督からは「強く振れ!」と練習で助言を受け続けていたが、実戦でその成果を発揮した。

 吉川の打球は風に乗って、ぐんぐんと伸びた。背走する左翼手の足が止まる。「風もありましたが、しっかりと芯で捉えられた」。ベンチからは「おぉー!」と驚きの声が漏れた。

 両チーム無得点の3回先頭。伊藤優の3ボールからの直球を捉え、中堅より逆の左翼へと放り込んだ。キャンプ中に何度も指導を受けた原監督から常々「強く振れ!」と言われており、「3ボールでしたけど、しっかり振れたので、そこは良かった」。指揮官は、「1ストライク、2ストライク目は強打者であってほしい。まだまだ可能性を秘めている選手。今日は練習通りできたと思います」と評価した。

 やってきたことが実を結んだ。S班キャンプでは石井野手総合コーチに志願して日々、特打、特守を行った。打撃のテーマは「常にセンターから左」。原監督から出された「OPS上げろ」指令に応えるために、ティー打撃、ロングティー、フリー打撃、様々な打撃練習で、左方向への強い打球を打つことを繰り返した。石井コーチからは、バットの出し方やボールに対しての入り方など熱烈指導を受けた。「練習からずっと意識していた中で、こういう結果になった。継続したい」。居残りでバットを振り続ける地道な努力は裏切らなかった。

 パンチ力向上へ12月のオフから下半身中心のウェートトレーニングに励んできた。現在の体重はシーズン中から5キロ増の81キロ。どっしりとした下半身を身につけ、パワーアップした。19年には開幕直後に腰痛で途中離脱しただけに食事にも気を配るようになり、「しっかり自分の体と向き合っていきます」と慎重だ。

 昨季は二塁手のレギュラーとして主に1番を担い112試合に出場。初の規定打席に到達し、打率2割7分4厘、8本塁打、32打点で得意の守備だけでなく、バットでも存在感を見せた。北村、若林らも今キャンプアピール中で、二塁の定位置の確約はない。「もっとがむしゃらに、立場的にもっとアピールしていかないといけない」と尚輝。ライバルたちから頭一つ抜ける活躍を約束した。(小林 圭太)

 ◆OPSとは 出塁率と長打率を足した指標で、2000年代から重視され始めた。通常.900を超えると一流選手とされるが、昨季はソフトバンクの柳田が1.072、ヤクルトの村上が1.012と2人が1.000を突破。なお、日本最高記録は通算1.080、74年の1.293とともに王貞治が持っている。

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