【高橋由伸の眼】阪神ドラ1佐藤輝明に無限の可能性と高い評価「ティー打撃から大物感」

気迫の表情でティー打撃に取り組む佐藤輝
気迫の表情でティー打撃に取り組む佐藤輝

 スポーツ報知評論家の高橋由伸氏(45)=巨人前監督=が22日、沖縄・宜野座の阪神キャンプを訪れ、若虎をチェックした。ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21)=近大=の打撃フォームを分析しつつ、注目ルーキーの大先輩としてアドバイスも送った。また、井上広大外野手(19)にも近未来の主軸候補として興味を示した。

 巨人が3連覇するための最大のライバルは、阪神と見ている。若手に個性豊かな選手が多く、特にドラフト1位の佐藤輝には無限の可能性を感じた。

 ティー打撃から大物感は漂い、とにかくスイングが速い。テニスのラケットで球を打つように面で打ち、運ぶのがうまそうだ。ただ、直後のフリー打撃では評判通りの打球は見られなかった。疲れからか、抜いているような、気分が乗ってないようにも感じたが、逆に安心した。

 新人でも、毎日がむしゃらにやり過ぎるとシーズン開幕まで持たない。全力でアピールする日と抜く日を使い分ける適当さも必要だと思う。私の場合は長嶋監督がコーチ陣に「由伸にはあれこれ言うな」と言ってくれていたので、適当に抜きながら、マイペースでできた。佐藤輝も適当なペースを保っているようだ。

 しかし、誰に聞いても評判は高かった。特に筒井外野守備走塁コーチには「むちゃくちゃ楽しみだよ。高橋由伸以来に大卒1年目からやってくれそうだ」と気を使ってもらった。守備は外野でも三塁手としても「守れるよ。実戦向きだね。スローイングがいい」とは川相臨時コーチ。すでに“適当さ”も首脳陣にばれているようだった。

 抜き日の佐藤輝より目立ったのは、2年目の井上。187センチの恵まれた体からインパクトは強く、打球の質も一級品。ロングティーで軽く振ってサク越えには驚いた。性格はマジメと聞く。佐藤輝とは真逆なようだ。阪神は得点力不足が課題だが、4番・大山に新外国人のロハスも動画を見る限りは期待大。ここに佐藤輝、近未来に井上が加わってくると魅力的な打線が完成する。(高橋 由伸)

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