世界最大のプロレス団体WWEの特番(PPV)「エリミネーション・チェンバー(EC)」が米フロリダ州セントピーターズバーグの「WWEサンダードーム」(トロピカーナ・フィールド)で行なわれ、日本時間22日にライブ配信された。
EC戦は6人による勝ち残り方式の金網デスマッチで、WWE王者、ドリュー・マッキンタイアの王座をめぐり、ランディ・オートン、ジェフ・ハーディ、コフィ・キングストン、AJスタイルズ、シェイマスが激突した。金網で囲われたリングで、まずランディ・オートン対ジェフ・ハーディでスタート。透明の小部屋(チェンバー)から、コフィ、AJ、シェイマスが時間差で登場。
コフィがオートンを丸め込むと、シェイマスがブローグキックでコフィを脱落させる。マッキンタイアがクレイモアでジェフから3カウントを奪うとAJがフェノメナール・フォアアームを決めてシェイマスを脱落させた。
王者とAJが最後までリングに残り、フェノメナール・フォアアームを狙ったAJを王者がカウンターのクレイモアで沈めて3カウント。マッキンタイアが試練のEC戦で王座防衛に成功した。
しかし、試合後に突如、ラシュリーがマッキンタイアを襲撃すると、そこへ姿を現した“Mr. MITB”(挑戦権利証保持者)ミズがキャッシュイン(挑戦権行使)してスカル・クラッシング・フィナーレでマッキンタイアから3カウントを奪取。新WWE王者となったミズは王座ベルトを掲げるとコーナーに登って「俺がお前たちのチャンピオンだ」と雄叫びを上げた。
ユニバーサル王座挑戦権をかけたEC戦は、ダニエル・ブライアン、セザーロ、キング・コービン、サミ・ゼイン、ケビン・オーエンズ、ジェイ・ウーソが争い、ブライアンが制した。試合後にユニバーサル王者、ローマン・レインズが登場し、負傷したブライアンにその場で王座戦を強要。防衛戦が行われ、レフェリーストップで王座防衛に成功。レインズがベルトを掲げているとロイヤルランブル(RR)戦覇者のエッジがスピアーで奇襲。最大の祭典「レッスルマニア37」で2人のユニバーサル王座戦が決定した。PPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11、12日にWWEネットワークで配信される。