横浜商大の154キロ右腕・飯田の今季初実戦登板をスカウト4球団が視察

スポーツ報知
ENEOSとのオープン戦に先発した横浜商大のドラフト候補右腕・飯田

 神奈川大学リーグ・横浜商大の154キロ右腕・飯田琉斗主将(3年=向上)が22日、川崎市内のグラウンドで行われた社会人・ENEOSとのチーム今季初戦となるオープン戦に先発。4球団のスカウトが視察に訪れたが、3回で61球を投げ、5安打3四死球1奪三振で3失点だった。

 社会人屈指の強豪を相手に、飯田が収穫と課題を手にした。「ENEOSさんという社会人でトップクラスのチームに、自分の力がどれだけ通用するか試したかった」。最速149キロを計測した直球で押し、「真っすぐでファウルを取れた場面もあったし、ファウルを含めて真っすぐを捉えられた打球は1球もなかった」とうなずいた。

 一方で、許したタイムリーはいずれも詰まらせながらも内野の頭を越された。「勝負どころで外野の前に落とされてしまったので、もう一押しできるようにしたい。そうしないと、神奈川大学リーグで優勝もできない」。チーム史上初の投手兼キャプテンを任されているだけに、11年春を最後に遠ざかっているリーグ優勝を見据えて反省も忘れなかった。

 187センチ、96キロの超大型右腕。この日は、日本ハム、ロッテ、阪神、中日の4球団が視察に訪れた。ロッテ・榎チーフスカウトは「馬力があって力強いボールを投げるし、カーブもよかった。楽しみな存在」と、底知れぬ潜在能力を持つ右腕のさらなる成長に期待を寄せた。

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