【川崎】三笘薫、中村憲剛氏引退後のチーム引っ張る…東京五輪、日本代表への思いも激白

20日の富士ゼロックス・スーパー杯で活躍を見せた川崎・三笘
20日の富士ゼロックス・スーパー杯で活躍を見せた川崎・三笘

 川崎の東京五輪世代FW三笘薫(23)が21日までに取材に応じ、26日の横浜M戦(等々力)で開幕する今季に向けた意気込みを語った。昨季は新人最多記録に並ぶ13得点を挙げ、最多得票でベストイレブンにも選出。プロ2年目の初戦となった20日の富士ゼロックス・スーパー杯でもG大阪相手に2得点をマークした。日本サッカー期待の星が、今夏の東京五輪、そして日本代表への思いなどを明かした。(取材・構成=井上 信太郎)

 今、Jリーグで最も注目を集める選手となった。下部組織時代から常に背中を追い続けてきた中村憲剛氏(40)=現フロンターレ・リレーションズ・オーガナイザー=が引退して迎える今季、三笘にかかる期待は大きい。

  • 中村憲剛氏
  • 中村憲剛氏

 「憲剛さんの引退は大きな変化ですけど、チーム全員が引っ張っていく気持ちでいます。僕自身も去年と違ってチームの代表者というか、先頭に立ってやっていかなければいけない。今年はJリーグにACLもある。ワクワクしているし、いろんな人に僕のプレーが価値があると思ってもらえるような年にしたい」

 昨季リーグで挙げた13得点は、全てペナルティーエリア(PA)内から奪ったもの。ゴール前に進入している証拠とも言えるが、今季のテーマにミドルシュートを挙げる。

 「オフに自分自身のプレーを客観的に分析しましたけど、ワンタッチやツータッチでPA内のゴールが多くて、エリア外からのミドルシュートがなかった。海外で言うと、バルセロナのコウチーニョ選手はよく見ていて、縦に落としたり、外から巻くシュートは参考にしています。プレーの幅を広げないと世界ではやっていけないですし、もっと怖い選手になりたい」

 そんな23歳は海外からも注目される存在になった。今オフにも欧州4大リーグをはじめ、多くのクラブから興味を示されたが、川崎で成長する道を選んだ。

 「小さい頃から日本代表でやりたいと思っていたし、海外のチームでプレーしてW杯に出たいという目標を持っていた。同世代が海外でやっていて刺激は受けますし、成長スピードは速いと思いますけど、負けていられない。国内でやれることもあるし、川崎でやっていることは間違っていないと思っている。ここでの活躍は代表スタッフも見ていると思いますし、日々の練習から最大限やっていきたい」

 コロナ禍で開催が不透明とは言え、今夏には東京五輪がある。17年12月、当時大学生ながら東京五輪代表のたちあげ時のメンバーに選ばれた三笘にとって特別な思いはある。

 「あの時が人生初の代表。意外と代表は近くにあるなと感じられたし、招集されたことは大きかった。五輪が開催されれば、なかなかできないような経験ができますし、活躍できれば自分自身、サッカー選手としての価値も上げられる。この半年間は本当に重要になってくる。そのためにも結果にこだわりたいし、もっともっと成長したい」

 ◆三笘 薫(みとま・かおる)1997年5月20日、神奈川・川崎市生まれ。23歳。川崎の下部組織出身でジュニアの1期生。U―15、U―18を経て筑波大に進学。昨年に川崎加入。スピードに乗ったドリブルを武器に30試合に出場し、13得点。東京五輪代表としては、2018年8月のアジア大会(インドネシア)などに出場。178センチ、71キロ。右利き。

 ◇三笘のライバル 川崎では3トップの左が定位置だが、主に3―6―1を使用する東京五輪代表では1トップ後ろの2枚のシャドーを務める。堂安(ビーレフェルト)や久保(ヘタフェ)、川崎の1歳先輩である三好(アントワープ)らと争う。ドリブラー型のため、攻撃的なオプションとして、左ウィングバックでの起用もあり得る。主に4―5―1のA代表では、原口(ハノーバー)や中島(アルアイン)らが務める2列目の左での起用が想定される。

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