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【フェブラリーS】4歳カフェファラオG1初制覇、レース史上2番目の好時計

好位から抜け出したカフェファラオ(右)がG1初制覇。左は2着のエアスピネル
好位から抜け出したカフェファラオ(右)がG1初制覇。左は2着のエアスピネル

◆第38回フェブラリーS・G1(2月21日、東京競馬場・ダート1600メートル、良)

 2021年最初となるJRA・G1のフェブラリーSが21日、東京競馬場で行われた。昨年の最優秀ダートホース不在で混戦必至の顔ぶれだったが、1番人気に支持されたカフェファラオ(ルメール)が、レース史上2番目に速い好時計でG1初制覇。G1馬5頭を撃破した出走メンバー唯一の4歳馬が、ダート界の世代交代を告げるパフォーマンスを披露した。

 500キロを超す重戦車のような馬体が残り250メートル過ぎからうなりを上げた。ルメールの右ムチに反応したカフェファラオが体を沈ませて再加速。前を行くエアアルマスを一気にのみ込むと、あとは気を抜かないように鞍上が促すだけ。後続の追撃を3/4馬身差で振り切り、G1初制覇のゴールへ飛び込んだ。

 G1馬5頭を撃破して、新チャンピオン誕生を高らかに宣言した瞬間だ。ゴール入線後に思わず右拳でガッツポーズを作った鞍上は「本当のカフェファラオでした。状態が良くてパドックから自信がありました」と満面の笑みで振り返った。

 カギは馬具の取捨にあった。チークピーシーズを装着した1週前追い切りでは前進気勢の向上を促す対策を施してきた。本番でも装着するかどうかを堀調教師はレース直前に鞍上へ確認。ルメールは「返し馬が良かったし、もっとアグレッシブに競馬をしたかった」とチーク着用を選択。それが最近にはなかった好位3番手からの積極策につながり、勝利をたぐり寄せた。

 走破時計の1分34秒4は、16年のモーニンが重馬場で記録した1分34秒0に次ぐレース史上2番目の好時計。「2歳時から高い能力を感じていました。大人になって若い時より長くいい脚を使ってくれるようになった」。名手は自らのレース連覇を飾った相棒の進化に目を細めた。

 ダート界の新王者はまだまだ進化を遂げる。「なかなか馬体が増えなかったが、調教しながらでも体が増えてきた」と堀師は成長を認める一方で、「まだしっくりきていない部分がある」と注文も忘れなかった。今後は未定だが、底知れぬポテンシャルを秘めたアメリカンファラオ産駒の進撃は始まったばかりだ。(石行 佑介)

 ◆カフェファラオ 父アメリカンファラオ、母マリーズフォリーズ(父モアザンレディ)。美浦・堀宣行厩舎所属の牡4歳。米国・Pポンパ氏の生産。通算成績は7戦5勝(うち地方1戦0勝)。総収得賞金は2億180万9000円。主な勝ち鞍はユニコーンS・G3、シリウスS・G3(ともに20年)。馬主は西川光一氏。

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