◆第38回フェブラリーS・G1(2月21日、東京競馬場・ダート1600メートル=良)
ダートを主戦場とする古馬によるG1は、1番人気のカフェファラオ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎、父アメリカンファラオ)がJRA・G1初制覇を達成した。クリストフ・ルメール騎手を背に直線半ばで抜け出す快勝だった。勝ち時計は1分34秒4。
2着争いを制したのは、外から伸びた10番人気のエアスピネル(鮫島克駿騎手)。3着には直線内からしぶとく伸びた8番人気のワンダーリーデルが(横山典弘騎手)が入った。
5着以下の主な騎手のコメントは次の通り
松山弘平騎手(エアアルマス=5着)「スタートは良かったし、前でいい形で運べた。もう少し脚をためたかったが、早めにこられてペースを上げざるをえなかった」
御神本訓史騎手(ミューチャリー=7着)「昨年、同じレースを使ったことで馬がコースに慣れていた。このメンバーで力のあるところは見せられたし、7着はすごい。南関東競馬の重いダートに戻れば、もっといい競馬ができると思う」
北村宏司騎手(ソリストサンダー=8着)「返し馬から精神面が良かった。流れの中で中団の後ろのポジションになったが、余裕をもって追走できなかった。一瞬伸びかけたが、坂の途中で鈍っている。初のG1だったし、これから経験を積んでいければ」
横山武史騎手(ヤマニンアンプリメ=10着)「12番枠でもロスのない理想の競馬ができたし、よく頑張ってくれた。途中で止まったわけではないが、距離はマイルぐらいまでがよさそう」
松若風馬騎手(サンライズノヴァ=11着)「ゲートがうまく出せなかった。本来は、もう少し余裕のある競馬ができるんですが。人気で結果が出せず、申し訳ない」