サウサンプトンの監督は南野拓実に課題指摘「フィジカルは一番強い選手ではない」

南野拓実(ロイター)
南野拓実(ロイター)

 トゥヘル監督がベンチで采配を振るうようになってからリーグ戦4連勝。好調チェルシーが試合開始直後から一方的に支配する展開だった。

 ところが前半33分、サウサンプトンが強いチェルシーの一瞬の隙をついた。レイモンドが放ったスルーパスがチェルシーの最終ラインを切り裂くと、南野拓実がその先に走りこんでいた。

 GKとの1対1に持ち込んだが、チェルシーGKメンディが前に飛び出し、主将のアスピリクエタも南野の足元にスライディングを敢行。しかし日本代表MFが驚くほど冷静に2度のフェイントで二人を交わすと、無人のゴールに右足のアウトサイドで絶妙なタッチで先制弾を流し込んだ。

 このゴールを見た元アーセナル監督のアーセン・ベンゲル氏が南野を「アーティスト」と呼んだ。個人の技量が尊ばれるプレミアで、日本人アタッカーがゴール前で見事に自己表現して、強烈な存在感をアピールした得点だった。

 元イングランド代表MFのジョー・コール氏は「これぞリバプール選手の力量」と語り、クロップ監督に見出された南野の真価を讃えた。

 試合後、6連敗後に強敵チェルシーを相手に南野のゴールで引き分けたハーゼンヒュットル監督はまず「勝ちに等しい試合」と語って安堵の表情を見せた。そして”美しいゴールだった”と南野のゴールについて水を向けられると、「タキはボールを持つと我々を驚かせるようなプレーを見せる選手」と語って日本代表MFの能力を絶賛。ただし「フィジカルはピッチ上で一番強いという選手ではない」と続けて、先制弾を決めたこの試合でも後半31分で交代した南野の課題について言及。プレミアで超一流となるための道筋を示していた。(森 昌利)

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