◆第55回小倉大賞典・G3(2月21日、小倉競馬場・芝1800メートル、良馬場)
16頭によるハンデ戦で行われたG3は、石川裕紀人騎手が手綱を執った11番人気のテリトーリアル(牡7歳、父テオフィロ)が直線での叩き合いを制して、重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分45秒5。同馬を管理する西浦勝一調教師(70)=栗東=は今月いっぱいで定年による引退が決まっており、その目前での重賞V。また、西浦調教師は騎手時代に2度(1983年スナークアロー、1989年ダイカツケンザン)制しており、ジョッキー、トレーナーでの制覇となった。
鼻差の2着は1番人気を集めていたボッケリーニ(浜中俊騎手)。さらに1馬身半差の3着には2番手追走から粘り込みを狙った12番人気のディアンドル(団野大成騎手)が入った。