2月21日の阪神4R・3歳新馬(ダート1800メートル、16頭立て)は、13番人気のクインズバジル(牝3歳、栗東・梅田智之厩舎、父クリエイター2)が3番手から抜け出し、現3歳世代ラストの新馬戦を制した。勝ちタイムは1分56秒2(良)。
スタートを五分に出ると、スムーズに行き脚がついて外の3番手。4コーナーで勢いをつけて前2頭に並んで直線を向くと、残り300メートルで抜け出した。その後は左右にふらつく面を見せながらも勢いは衰えず、2着のエイシンティップス(11番人気)に3馬身差をつけた。
岩田望来騎手は「3番手で、すごくスムーズな競馬ができました。最後は右へ左へと遊んでしまいましたが、レースセンスは良かったです。はっきりと課題が見つかったと思うので、次は気をつけたいです」と振り返った。
低評価を覆す快勝に、梅田調教師は「びっくりした」と第一声。「金曜に(練習で)ゲートを出したのが良かったのかな。直線はどこまでもつかと思っていた。いい意味で裏切ってくれた」と驚きまじりに喜んでいた。次走は未定。