【杉山愛の目】23歳・大坂なおみ、貫禄すら感じる試合運び…成熟度が違う、真の女王

相手のサーブをリターンする大坂(ロイター)
相手のサーブをリターンする大坂(ロイター)

◆テニス 全豪オープン第13日 ▽女子シングルス決勝 大坂なおみ(6―4、6―3)J・ブレイディ(20日・メルボルン)

 テニスの全豪オープン女子シングルスで大坂なおみ(23)=日清食品=が2年ぶり2度目の優勝を飾った。

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 大坂選手の貫禄すら感じる、落ち着いた試合運びでした。光ったのは、緊張をコントロールする精神面の強さ。第1セット4―4の30―40でフォアのクロスを沈めてジュースに持ち込んだように、プレッシャーがかかるシーンでの安定感がありました。状況判断力の面でも、力をつけていますね。1ショットごとのプレー選択も、昨年と比べて成熟度が全然違う印象。今回の全豪制覇で、“真の女王”になったなと感じました。

 全豪と同じハードコートで行われる東京五輪も、開催されればもちろん大いに期待できます。得意のハードコートでの大坂選手は、今や安心してプレーを見ていられますね。サーブが速いだけでなく、ショットの正確性、さらにはフィジカル面で脚をしっかり動かしてラリーもできる。今大会で見せた総合力の高さは、必ず生きてくると思います。

 五輪までの4大大会では、クレー(赤土)の全仏オープン、グラス(芝)のウィンブルドン選手権が行われます。球の跳ね方もハードより不規則。コートサーフェス(表面)への理解力も求められますが、大坂選手には課題解決力、柔軟性、吸収力の高さがある。今大会同様に快進撃が楽しみです。(元ダブルス世界ランク1位)

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