決勝戦くらいサスペンデッドを…高校野球のタイブレーク採用に思う

甲子園
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 日本高校野球連盟(八田英二会長)は19日、理事会を開き、高校野球特別規則を一部改正し、主要大会の決勝でもタイブレーク制を採用と発表した。3月19日に開幕する第93回選抜大会、今夏の第103回全国選手権大会と、その地方大会でも適用されるという。

 試合の早期決着を図るタイブレーク制は、高校野球では2018年春の選抜大会からすべての公式戦で導入された。延長12回までに決着がつかない場合、13回から無死一、二塁の状態で、打順は前の回から継続される。

 これまで決勝については、タイブレークを実施せず延長15回まで行い、引き分けの場合は再試合。再試合で延長12回まで決着がつかない場合は、13回からタイブレークを実施するとしていた。

 私は延長15回引き分け、そして降雨コールド引き分けの再試合制度、そしてタイブレークにはずっと反対している。野球はスコアカードで振り返ることができるが、自分たちが作ったチャンスではない状況から試合を決めるのは違和感があった。メジャーが昨年コロナ禍で採用したが「サドンデスで戦ってきたメジャーよおまえもか」の思いだった。

 その意味でも、高校野球なら12回で一度止めて、続きを翌日にやるサスペンデッドを採用して欲しいと思っていた。つまり相撲の「水入り」のような状況で続きをやることだ。

 ただ、まだ若い高校生の疲労などを考えて通常の試合はタイブレーク採用は致し方ないと思うようになってきた。それでも、決勝戦くらいはタイブレークで優勝というのは見たくないのが本音である。選手が納得できるかたちで終わらせたいと思うのは私だけだろうか。

 蛭間 豊章(ベースボールアナリスト)

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