日本中央競馬会(JRA)のトレーニングセンターで働く調教助手や厩務員らによる新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金の不正受給疑惑で、日本調教師会は19日、東西の全調教師に向けて厩舎スタッフが受給申請などを行ったどうかの実態調査を開始した。各厩舎からの回答は来週23日までに集約して、24日にJRAへ提出。早ければ26日にJRAから監督官庁である農水省に報告する予定となっている。
日本調教師会の関東本部長を務める手塚貴久調教師(56)は、「昨年11月にそういう(問題の)うわさを聞いて、美浦では注意喚起の文書を各厩舎に向けて出していた。誠心誠意対応していきたい」と語った。