【巨人】ドラ4伊藤優輔、2回完全 原監督、前回と別人「やっぱり実戦的」

3番手で登板し、2回を無失点に抑え た伊藤優
3番手で登板し、2回を無失点に抑え た伊藤優

◆練習試合 巨人0―0広島(17日・那覇)

 巨人のドラフト4位・伊藤優輔投手(24)=三菱パワー=が17日、広島戦(那覇)で満点デビューを飾った。最速148キロの直球を生かし2回無安打無失点の“完全投球”。開幕1軍へ向け猛アピールした。平内、伊藤優らルーキーに負けじと先発ローテを狙う桜井、今村も無失点と好投した。一方、打線は計3安打とさみしい結果に首脳陣から厳しい声も上がった。

 伊藤優が進化した姿を披露した。少しカット気味に動く直球を生かし、テンポよくアウトを打ちとった。2イニングを27球投げ無安打無失点の快投劇。「真っすぐの強さでファウル、空振りを取るのが自分のスタイル。良さを生かしながら精度も上げていきたい」とうなずいた。

 悔しいスタートだった。11日の紅白戦(サンマリン宮崎)では1回3安打1四球4失点とホロ苦デビュー。キャンプ序盤はNPB球に順応できなかった。最速156キロを誇る直球は武器の一つ。プロで戦っていくためにも宮本、桑田、杉内3投手コーチにアドバイスを求めた。ブルペンで試行錯誤を重ね「真っすぐがしっかり指にかかるようになった」とうなずいた。試合前日のブルペンでは原監督に大竹の投球を見るように言われ観察。球の軌道や力感を研究した。

 紅白戦での球速は140キロ前半が多かったが、この日は最速148キロをマークし、力強いボールでファウルを多く奪った。成長した姿に首脳陣からも驚きの声が上がった。

 試合後、取材を受ける伊藤優の前に現れたのは宮本投手チーフコーチだ。「見たことないよ、あんなピッチング。ブルペンで…」とぶつぶつ。右腕の姿を見ると「あ! 伊藤さんじゃないっすか! 恐れいりました」とペコリ。「良かったです。ドラフト4位でとれたのも本当に。ナイスピッチングでした。また今後ともよろしくお願いします」と“最敬礼”した。

 これには伊藤優も笑い声を上げ、爆笑劇が繰り広げられた。原監督も「相手打者をちゃんと見ながら投げているような感じがした。(紅白戦を)教訓としていたんじゃないかね。やっぱり実戦的」と拍手を送った。

 チームとしてはリリーフでの起用を考えている。右の若手リリーフは実質少なく、今後の実戦でも結果を残していけば開幕1軍も大いにある。「真っすぐの質、精度をどんどん極めていきたい」。武器を磨き、目標の開幕1軍を勝ち取ってみせる。(玉寄 穂波)

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