◆第51回春季全国大会大阪北支部予選(13、14日・中島第2球場ほか)◇中学生の部 ▽準決勝 大阪箕面ボーイズ2―1枚方ボーイズ
「第51回春季全国大会」(報知新聞社など主催、3月26日開幕予定)の大阪北支部予選は14日、準決勝が行われ、大阪箕面ボーイズが枚方ボーイズとの接戦を制し決勝進出を決めた。
鉄壁の投手陣が完全復活だ。最後の打者を空振り三振に仕留めた大阪箕面・小林は、笑顔でナインのもとへ。「プレッシャーがあったので、やっと終わったという感じです」。昨年の関西秋季大会2回戦で救援登板も、延長8回2死から逆転負けの悪夢を味わった左腕。この日は7回から登板、きっちり1点差を守り抜き、チームを勝利に導いた。
先発の1年生エース・長瀬も強敵相手にしっかりと照準を合わせてきた。7日に行われた紅白戦では控え選手中心の相手チームに打ち込まれた右腕。平塚監督から“大目玉”をくらい、私生活から態度を改めた。短い期間だったが、そのことが投球にいい影響を与えたはず。何度か危機を迎えたが「かなりよかった。気を引き締めたし、気合も入れた」と6回を4安打1失点と、試合をつくった。
2人を援護したのは、捕手・福元だ。初回1死三塁から中前へ先制打。「投手がよかったので、先制点が大事だと思った」。リードに加え、打撃でも相棒をバックアップ。2回には亀岡の左前打を起点に2点目を奪うなど、選手らは“必勝態勢”を早々と築いた。
決勝は、関西秋季大会支部予選で、代表決定戦後とはいえ、決勝で惜敗した大阪柴島が相手。「リベンジやな!」。長瀬の力強い一言に、小林と福元も大きくうなずいた。