【21年引退調教師 次世代への継承2】田所調教師、忘れられないクロフネサプライズ

スポーツ報知
田所調教師と強い思い入れのあるクロフネサプライズ

 「無事にここまでこられた。スタッフ、関係者、ファンのみなさんに感謝したい」。田所調教師が穏やかに切り出した。

 すべての馬に思い入れはあるが、13年桜花賞で4着のクロフネサプライズは忘れられない一頭だ。「G1で1番人気になるなんて、うちの厩舎ではなかったこと。G1に限れば、その後のニホンピロバロンが勝ってくれて。強いて言えばその2頭だね」と懐かしそうに振り返る。

 25年に渡った調教師生活も残り12日。「正直さみしいけど、競馬を取り巻く環境も変わってきて、潮時かな。全然悔いはないです」と、すがすがしい表情を見せる。

 コロナが落ち着いたら、元管理馬や後輩を応援しに競馬場へ足を運ぶつもりだ。「馬券は難しそう。アツヤ(西村淳騎手。18年3月に田所厩舎からデビュー)もフリーになっても頑張っている。あとは、大江原比呂さんにも注目しています」。騎手時代からの親友である美浦・大江原哲調教師の孫が2年後にデビューを控えているのも楽しみのひとつ。これからは一ファンとして競馬に接していく。(玉木 宏征)

 ◆田所 秀孝(たどころ・ひでたか)1950年10月31日、京都府生まれ。70歳。71年に初騎乗。95年2月に引退するまで292勝を挙げた。翌年に栗東で厩舎を開業し、JRA通算367勝。重賞は中山大障害JG1(ニホンピロバロン)など11勝。趣味はそば打ち。「そば好きで、ネットで独学。粉もネットで注文して、だしの配合を考えて楽しんでいます」

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