NHK大河「青天を衝け」視聴率カギを握る「江戸編」…慶喜、家康ら人気歴史人物多数登場

江戸幕府「最後の将軍」徳川慶喜を演じる草ナギ剛
江戸幕府「最後の将軍」徳川慶喜を演じる草ナギ剛
幕末ドラマになぜか徳川家康が登場。北大路欣也が演じる
幕末ドラマになぜか徳川家康が登場。北大路欣也が演じる

 新1万円札の顔になる実業家・渋沢栄一を主人公にしたNHK大河ドラマ初回が14日午後8時から15分拡大で放送される。俳優・吉沢亮(27)が平成生まれ初の主演となることでも話題の新大河。多くの見どころの中でも「草ナギ慶喜」と「北大路家康」が注目を集めそうだ。(浦本 将樹)

 歴史的偉人でありながら、その生涯を詳しく知る人は少ない渋沢栄一。制作スタッフは「悲劇の死を遂げるわけでも、総理大臣になるわけでもなく、いち庶民」と語る。その言葉に今作の課題がある。

 「麒麟がくる」最終回の「本能寺の変」は18・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録。国民的知名度と視聴率の関係は大きい。今作では渋沢が埼玉県深谷市で農業にいそしむ“深谷編”と同時進行で、動乱の“江戸編”を描く。地方農民の一代記にせず、過去の大河で高視聴率を出してきた幕末を差し込むことで時代劇ファン取り込みを狙う。

 江戸編の中心は、後に渋沢が仕える徳川慶喜。演じるのは草ナギ剛(46)だ。第1話でいきなり2人が絡む場面が登場する。制作統括の菓子浩チーフプロデューサー(CP)は「慶喜はヒールを引き受けた方。欲しいなと思ったのはカリスマ性。そんなに語らなくても物語を引っ張ることができる」と期待する。

 慶喜だけでなく、「桜田門外の変」の井伊直弼(岸谷五朗)、「安政の大獄」の橋本左内(小池徹平)、「黒船来航」のペリー(モーリー・ロバートソン)や西郷隆盛(博多華丸)も登場。視聴率アップのカギを握りそうだ。

 さらに驚かされるのが、第1話の冒頭。ナビゲーターのように歴史年表を開き、時代を説明するのは徳川家康(北大路欣也)だ。毎回“もし家康が生きていたら”という視点で、ピンチに陥る江戸幕府に対する見解などを語る。家康は渋沢が生まれる200年以上前に死去しているが、菓子CPは「幕末を見たら家康も語りたいことがあったはず。ナビゲーターというより一人の登場人物」と話す。

 脚本の大森美香氏は「普通のナレーションでもいいけど、できれば江戸幕府がどうできたかを知っている人にやってほしかった」と説明する。国民的知名度を誇る初代将軍が登場することでストーリーがぐっと身近になりそうだ。

 明智光秀の新たな一面を映し出した「麒麟―」の後番組。菓子CPは「堅い経済人というイメージの人が、こんなにも面白い破天荒な人生を歩まれたんだと知っていただきたい。先入観なしに見ていただければ」と呼びかけた。

 ■コロナ対策…侍もマスク

 ○…新大河も新型コロナウイルスの影響を受けている。昨年7月、クランクインし、現場では大学病院監修のガイドラインの下で撮影。やじ馬で群がる民衆もソーシャルディスタンス。後でCGで人を足す。江戸城内でも侍がちょんまげにマスク姿でリハーサル。「かなり奇抜なファッションだなと思う」(吉沢)。本番になるとマスクを外し、メイクを直して撮影。慎重に撮影を続けている。

江戸幕府「最後の将軍」徳川慶喜を演じる草ナギ剛
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