【楽天】小郷裕哉“進化”の先制V打「高めはじき返せてよかった」石井監督に初陣白星贈った

4回無死一、三塁から先制適時打を放った小郷(カメラ・池内 雅彦)
4回無死一、三塁から先制適時打を放った小郷(カメラ・池内 雅彦)

◆練習試合 楽天8―3ロッテ(13日・金武)

 楽天の小郷裕哉外野手(24)が13日、ロッテとの練習試合(金武)で「3番・左翼」でスタメン出場し4打数1安打1打点をマーク。4回の好機で先制打を放ち、今年初の対外試合で石井一久GM兼監督(47)に初勝利をプレゼントした。打撃が売りの3年目のホープは目標の定位置奪取に向けて上々のスタートを切った。

 流れに乗った。小郷の放った打球は勢いよく中前で弾んだ。「辰己、(田中)和基さんが出塁してつないでくれたので、何とかかえそうと思って打席に入りました。打ててよかったです」。両軍無得点の4回。先頭・辰己が右中間へ三塁打を放つと、田中和は四球で出塁し、無死一、三塁と広がった好機で続いた。石崎の外角高めの直球を捉える先制V打で、3年目の「進化」を証明した。

 昨季は自己最多58試合に出場し、打率2割9分5厘、4本塁打、12打点をマークした。シーズン後に自身の打撃データを振り返ると「昨年は真ん中付近しかヒットが出ていない」という“弱点”を発見した。甘い球を確実に捉えている一方で、ヒットゾーンが限られていることに危機感を覚えた。「もっとヒットにできるコースを増やしていかないといけない。研究されたら終わり」。今キャンプでは高めの球を打つ練習を実践中だ。早速、成果となって表れ、「ちょっとでもヒットゾーンを広くという意味では高めをしっかりはじき返せてよかった」と手応えを口にした。

 レギュラーの島内を除き、実質的な外野の枠は残り「2」。田中和、辰己に加えて、内外野を守れる渡辺佳らとしのぎを削る。他のライバルたちも、この日は快音を響かせた。「刺激も受けますし、いい意味で気が抜けないです」と、切磋琢磨(せっさたくま)しながら自身も成長していく構えだ。

 試合後はすぐさまバットを持って特打に向かい、日が沈むまで打ち込んだ。「去年は開幕1軍が目標でしたけど、今年はスタメンが直近の目標。自分は打撃で期待されている。頭一つ抜けられるようにしたい」。真っ黒に焼けた顔には充実感が漂っていた。(長井 毅)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請