日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)=苫小牧駒大=が13日、紅白戦(名護)で実戦デビューした。白組の先発として1回表に打者2人、わずか12球を投げたところで降雨のため試合は中止。「本当に調子が良かった」と残念がったが、ぬかるむマウンドでも直球は最速149キロを記録した。
栗山監督は「本当に思った通り。素晴らしかった。力を入れたら150キロも簡単に出るなと思って見てた」とにっこり。荒木投手コーチは「あの雨の中であれだけ投げられているんだからすごい。本当ならもうちょっと見たかった。そういう風に思わせてくれる内容だった」と絶賛した。
力を入れたボールは「ウッ」と雄たけびが上がるのが伊藤流だ。「感覚良いときに出ることが多い。そういうのも含めて伊藤大海らしさかな」とデビュー戦はまずまずの自己採点。次回登板は20日の楽天との練習試合(金武)が予定される。「まずバッター相手にして投げられたので一安心。(今後は)イニングを重ねた時にどうなっていくかというのが大切」と次の実戦を見据えた。