橋本愛、渋沢栄一の妻・千代役「凜としたしっかり者」…「青天を衝け」連載〈中〉

「青天を衝け」で夫婦役を演じる吉沢亮と橋本愛
「青天を衝け」で夫婦役を演じる吉沢亮と橋本愛

 渋沢栄一と幼なじみのいとこで、後の妻となる尾高千代を演じるのは橋本愛(25)。第2話から登場する。

 千代は控えめで口数は少ないが、芯は強く、多忙な栄一に代わって渋沢家を守り、内助の功を発揮する。過去の文献を調べた制作統括の菓子浩チーフプロデューサー(CP)は「凜(りん)としたしっかり者だったようです」と明かす。栄一が海外や地方から「ずっと俺の方を向いていてくれ」などラブラブな手紙をたくさん送っても、5通に1通程度しか返信せず、その筆無精ぶりから「学問がなかった説」もあるが、実際の千代の手紙は達筆で、ただの“塩対応”だった可能性が高い。賢く強い女性だったようだ。

 橋本は内面に陰のある役を演じることも多いが、菓子CPは「前に担当した朝ドラ(あまちゃん=13年)で橋本さんの芝居の力を目の当たりにしました。凜としたたたずまいが千代さんのイメージにぴったり」と起用理由を明かす。

 幼少時は子役が演じるため、吉沢や橋本はその背景を踏まえて振る舞わないといけない。橋本は「自分の中で積み重ねがないといけない」と難しさも口にしつつ「千代ちゃんは『家族やみんなが喜んでくれるのが自分の喜び』。とってもいい子。大好き」と手応えも感じている。

 印象に残ったシーンは神社で栄一が千代に告白する場面だという。リハーサルではコロナ対策のため全員がマスクを着用しており「(栄一が)精かんな印象だったのに、本番でマスクを取って顔を見ると『こんなに必死になっていたんだ』と愛おしい気持ちになった」と千代の心情に共感した。同じく2人のいとこで幼なじみの渋沢喜作(高良健吾)が、栄一と千代を取り合う様子も見どころのひとつだ。

 栄一の母・渋沢ゑい役には和久井映見(50)。徳川慶喜の正室・美賀君役には今年後期の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でヒロインを務める川栄李奈(26)、徳川家定の正室・篤君役には、同じくヒロインの上白石萌音(23)が登場し、作品を彩る。(浦本 将樹)

 ◆橋本 愛(はしもと・あい)1996年1月12日、熊本県出身。25歳。2008年、所属事務所のオーディションでグランプリを獲得し芸能界入り。09~14年に雑誌「Seventeen」で専属モデルを務める。13年、映画「桐島、部活やめるってよ」などで日本アカデミー賞新人俳優賞ほか受賞。同年「あまちゃん」に出演。18年に「西郷どん」、19年に「いだてん~東京オリムピック噺~」と2年連続で大河ドラマに出演。

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