【西武】12球団初 動画解析ソフトを試験導入…平井克典も好感触「すごくいい」

スポーツ報知
NTTピッチングフィードバックの画面(投手は平井=球団提供)

 西武が12日、宮崎・南郷キャンプで「NTTコミュニケーション科学基礎研究所」と共同研究した動画解析ソフトを12球団で初めて試験的に導入した。

 トラックマンやラプソードはレーダーで投球を分析するが、同システムは捕手の後ろに設置したハイスピードカメラの映像がパソコンに送られ、即座にデータ解析される。回転軸やアニメーションのほかにスーパースローでの映像も確認可能。動画を解析して数値化するため、より精度が高いという。コーチと選手のコミュニケーションツールが欲しいという球団の要望を受けてNTTが開発。データを映像と数値で可視化することで指導の幅が広がるため、導入が検討されている。

 11日には、解析テストに立候補した平井克典投手(29)がブルペン入り。今季から先発に転向する右腕は「全身を使って、足を上げて投げた方が負担も少ない」と約10年ぶりにワインドアップに挑戦中。「1球投げて、良かった時と悪かった時の感覚を見比べられる。いい感覚で投げられた時はどういう形でボールが離れているのか、体重移動、リリースポイントも細かく出る。それに近づければ安定したボールが投げられると分かるので、すごくいい」と絶賛した。

 12日はシート打撃に登板予定だったが雨天中止に。習得中のチェンジアップを打者に試す機会を逃したが、今キャンプではブルペンで210球を投げ込むなど調整は順調だ。「自分のやりたいことをやれていて、充実している」。秘密兵器を味方に進化を目指す。(森下 知玲)

 ◆プロ野球で導入されている主な機器

 ▽トラックマン 高性能弾道測定器。投手は投球の軌道や回転数、リリースポイントを計測でき、打者は打球の角度、飛距離などを測定できる。機器代とデータの取得、共有に約2000万円が必要。

 ▽ラプソード 回転数や球速、変化量など約10項目が即座に数値化される測定器。トラックマンと類似のデータを算出可能だが、100万円以下と安価で手軽に持ち運びできる。西武では平良と高橋がキャンプに持参している。

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