東京六大学野球連盟が就職セミナーを開催…野球継続志望者にも参加を義務づける2つの理由

ドラフト1位で楽天入りした早大のエース左腕・早川
ドラフト1位で楽天入りした早大のエース左腕・早川

 東京六大学野球連盟が主催する就職セミナーが2月1日から5日にかけて開催された。このセミナーは15年から始まり、今年で7回目。昨年までは参加各企業がブースを開く形で行っていたが、今年はコロナ対策としてオンラインで行われた。

 今回のセミナーに参加した17企業には、NHK、日本航空、三菱商事、三井不動産、電通―といった一流企業がズラリと並んだ。5日間で17社がそれぞれ約30分間で各業界などを説明。就職活動を控えた6校の野球部と応援部の3年生、約230人が参加したというが、このセミナーには大きな特徴がある。それは、各部員に最低でも5社の説明を受けることを課したということだ。

 つまり、本来は就職活動とは縁がないはずの野球継続希望者にも、参加を義務づけているということになる。そこには大きな狙いがある。六大学の卒業生のうち、野球継続者は例年2~3割程度。同連盟の担当者は「社会勉強の一環として、チームメートが大半がどういう活動をして就職先を決めていくかを知ることに意味があると思っています」と説明する。

 それだけではない。「野球継続希望者については、プロや社会人で現役引退後に就職活動が必要になるケースもある。その時のための予行演習的な意味合いもあります」と同担当者。セカンドキャリアを念頭に置き、あえて就職セミナーを経験させているというのだ。

 ちなみに、同連盟では同じ15年から毎ドラフト後に、プロ入りする4年生を対象に、賭博問題やドーピング対策、税務制度、資金管理法などに関する研修会を実施している。

 昨秋のドラフトでは、楽天・早川(早大)、ヤクルト・木沢(慶大)ら4人が1位指名を受けるなど、計8人がプロ入り。おろそかになりがちなプレー以外の面をサポートすることで、プレーに集中できる環境を整えている。(記者コラム・片岡 泰彦)

 ◇今回のセミナーに参加した17企業 明治安田生命、Honda、旭化成ホームズ、ソニー、三菱商事、日本製鉄、経済産業省、三井不動産、安川電機、UTグループ、きらぼし銀行、電通、オープンハウス、NHK、SBI証券、テス・エンジニアリング、日本航空(順不同)

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