【東都大学】家業の米作りから専大コーチに転身する元巨人・仁村薫さん「農業で培ったものを伝えたい」

意欲的に指導を行う専大・仁村コーチ(神奈川・伊勢原市の専大グラウンドで)
意欲的に指導を行う専大・仁村コーチ(神奈川・伊勢原市の専大グラウンドで)

 かつて巨人、中日で活躍し、3月1日付で東都大学リーグの専大の投手・総合コーチに就任する仁村薫さん(61)が11日、神奈川県伊勢原市の同大グラウンドで取材に応じた。

 仁村さんは、コーチを務めていた楽天を2012年のシーズンをもって退団したのちは、埼玉・川越市で約380年続く家業の米作りに専念していた。斎藤正直監督(60)が川崎製鉄千葉(現JFE東日本)の選手だった30年前に臨時コーチに招かれたことが縁で、昨年3月から機会を見て指導にあたっているという。

 「田んぼによって米作りが変わってくるように、選手にも個性があります。自然と向き合い、全てを受け入れるのが農業。これからは、選手としっかり向き合っていきます」と抱負を語った。1月から「部員の野球観を知りたい」と日々のリポート提出をスタートさせている。

 「農業で培ったものを言葉に変えて、選手に伝えたいと思っています。まず私の場合、自然に対して敏感になりました。部員には感性を磨けといいたいですね」と仁村さん。「やるんだったら、一番の米を作ろう」と取り組んできた農業同様、妥協は許さない。指導指針は「すぐにやる。必ずやる。出来るまでやる」。2017年秋以降、2部にとどまっている専大が1部昇格を果たすことが、最大の“収穫”となる。

 ◆仁村 薫(にむら・かおる)1959年、埼玉・川越市生まれ。61歳。投手として川越商(現・市川越)から早大に進み17勝をマーク。81年ドラフト6位で巨人に入団した。84年に外野手に転向して1軍でプレー。87年オフに中日へ移籍し、90年の引退まで計396試合で91安打、15本塁打の数字を残した。その後は巨人、中日でコーチ、楽天で2軍監督などを歴任。現在、小江戸川越観光親善大使、益子焼で有名な栃木県の益子大使を務めている。

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