森喜朗会長「女性は話が長い」に「私のこと」とラグビー協会初の女性理事・稲沢裕子さん

森喜朗会長
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 日本ラグビー協会初の女性理事、昭和女子大特命教授の稲沢裕子さん(62)が6日までに取材に応じ、森喜朗会長(83)が女性蔑視(べっし)発言の中で、同協会理事会の議事進行に倍の時間がかかったと述べた点について、「直感として私のことを指摘されているのかなと思った」と語った。

 稲沢さんは、森氏が同協会会長だった2013年に理事就任。ラグビーに詳しい理事が多い中で「私が素人の視点で質問して時間は延びたと思う」と振り返った。だからといって「女性が会議を長引かせるのかといったら、全然イコールではない」と訴える。

 森氏がJOC臨時評議員会で発言した際、笑いが起きたことに触れ、過去の自分なら「心の中ではおかしいと思っていても一緒になって笑っていたと思う。声を上げることで『また女は』と言われることを避けようとしてきた」と明かす。

 ラグビー協会の会長当時、森氏が女性を差別するような振る舞いはなく「森さんに女性を蔑視している意識はないだろう。それでもあの発言が出たのはアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)があるから」と指摘。森氏だけの問題でなく「この根強い偏見に気付き、変えていくことが日本社会にとって大事」と願った。

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