小川彩佳アナ、夫の不倫騒動にもブレないキャスターとしての覚悟

小川彩佳アナ
小川彩佳アナ

 TBS系「news23」(月~木曜・後11時、金曜・後11時半)のメインキャスターを務める小川彩佳アナウンサー(35)の夫で、医療ベンチャー「メドレー」の代表取締役医師・豊田剛一郎氏(36)の不倫が、4日発売の週刊文春で報じられた。小川アナは同番組内では騒動に触れず、気丈な様子で進行している。

 小川アナとは、大学の同級生だった。出会いから10年以上たつが、印象は変わらない。相手と正対し、まず話を聞いた上で、自分の考えを口にする。それは、テレビの画面越しにも変わらない。特別扱いを好まなかったのは、当時も同じ。「女子という冠が付くだけで、特別視されている気がする」。そんな彼女にとって「才色兼備」はメリット以上に、デメリットが多いように見えた。帰国子女を理由に、いじめにあった。高身長を揶揄(やゆ)され、容姿は妬みの対象になった。

 アナウンサーとして活躍するようになった後も、その姿勢は一貫していた。番組での立ち振る舞いに迷い、ネットの批判に悩む日もあった。それでも「女性“だから”、女性“なのに”ではなくて、1人のキャスターとして見られるように」。常に、自身を奮い立たせた。新人時代。初めて訪れた野球場では、1プレーごとにメモを取った。「徹底的にルールを覚える」。ノートびっしりに文字を記し、新人アナの登竜門とされる甲子園取材に備えた。「女性“だから”野球を知らない」と言われたくなかった。

 それでも目立つ職業柄。ときに非難の的にもなったが、決して信念を曲げなかった。どうにもならない時は、マイクから発する言葉を丁寧語から趣味のロックナンバーに変え、歌って憂さを晴らした。

 昨年7月に第1子を出産後、3か月で仕事復帰した。「日に日に芽生える母親としての感覚に自分でも驚きながら、新しい生活に漕(こ)ぎ出しています」とコメントした。妻から母親に―。仕事も子育ても両立させる、女性“として”新たなスタートを切った直後だった。

 夫婦関係は、当人同士にしか分からない。コロナ禍や緊急事態宣言下といった背景はあるが、個人的には他人が口を挟むことでも、誰かに謝罪すべきことでもないように思う。けれど、信じていたものに裏切られたことを想像すると、辛い。

 それでも人前に立ち、毅然(きぜん)とした姿勢を崩さない。4日の放送では、“女性蔑視”発言をした東京五輪組織委員会の森喜朗会長(83)に対して、「こうした感覚で公然と発言をされる方が権力ある立場にいらっしゃり続けること、そして現場では笑い声があがったようなことも伝えられていますけど、そうした発言を許容するような空気があるという現実があること、どちらにも正直、うんざりしてしまう」と言った。キャスターとして母親としての覚悟は揺るがない。でもどうか頑張り過ぎず、身体だけは大切にして欲しい。(記者コラム・田中 雄己)

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