5日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・午前8時)で、放送行政などを所管する総務省幹部4人が、放送事業会社に勤める菅義偉首相の長男らから個別に接待を受けていたと週刊文春が3日、ウェブサイトで報じたことを伝えた。
4日の衆院予算委で、総務省の秋本芳徳情報流通行政局長は、菅首相の長男らと会食した事実を認めた。国家公務員倫理規程が禁じる「利害関係者」からの接待に当たるかどうかは、調査中を理由に答えなかった。会食費は事後に返金したと説明した。
番組には、若狭勝弁護士がリモート出演し、この問題について「結論から申し上げますと金額とか接待の回数によっては贈収賄罪という刑法の犯罪に発展する可能性が結構ある事案だと思います」と指摘した。
さらに「放送事業の会社の人が接待をし、接待を受けた方が許認可を握っているということなので職務権限という、贈収賄罪のポイントになる点も摘要される可能性もあります。週刊文春が何度も言わば様子をうかがってもっともっと回数が増えてきてそこで発覚すると、贈収賄罪になってもおかしくない案件だと思います」と解説していた。