東京五輪で金メダルを目指す侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が3日、建山投手コーチ、井端内野守備走塁コーチとともに日本ハムの沖縄・名護キャンプを視察した。
昨季は新型コロナウイルスの影響で東京五輪が延期となり、侍ジャパン首脳陣はシーズン中の視察を見送った。昨年のキャンプ以来の公式視察は12球団を巡る予定だが、古巣の日本ハムからスタート。稲葉監督は「久々にまた野球を間近で見させていただき、いよいよ始まっていくのかなという気持ちになった」と決意を新たにした。
侍ジャパンは、3月9日締め切りの東京五輪1次ロースターに備え、180人以上をリストアップしている。19年プレミア12代表で五輪代表有力の近藤を筆頭に、チームで主力を担う中田や上沢、期待の若手として清宮、野村、ドラフト1位右腕に伊藤らも名を1次ロースター候補に連ねた。
1次登録は人数無制限で、最終ロースター提出(24人)はシーズン開幕後の6月上旬のため、「可能性があれば(1次ロースターに)入れている」と指揮官。主力だけでなく、潜在能力の高い若手にも五輪の“挑戦権”が与えられた。