【こちら日高支局です・古谷剛彦】冬季繁殖馬セール、上場数減も売却総額3年ぶり1億円超え

スポーツ報知
1700万円で落札されたフローラルパーク

 ジェイエス主催「冬季繁殖馬セール」が1月27日、北海道新ひだか町静内の北海道市場で開催された。秋開催は、40年を超える歴史を誇る。史上初となる無敗の牝馬3冠を達成したデアリングタクトの母や、東京大賞典を3連覇したオメガパフュームの母、さらにNAR2歳最優秀牡馬に輝いたアランバローズの母など、昨年は取引馬の産駒が大いに活躍した。08年から冬季開催が始まったが、冬季開催は上場頭数の確保が、毎年の課題に挙げられている。

 昨年は6年ぶりに50頭を超える、55頭の上場馬をそろえたが、今年は過去最少の34頭(受胎馬17頭、未供用馬を含む空胎馬17頭)の上場だった。しかし、21頭(受胎馬12頭、空胎馬9頭)が落札され、売却率は61.76%(前年比7.21ポイント増)、売却総額は1億30万円(金額はすべて税別、前年比1286万円増)と、3年ぶりに1億円を超えるなど、前年の数字を上回った。

 最高価格は、JRA3勝の実績が光るフローラルパーク(牝5歳、父ヘニーヒューズ、母フェアノータム、未供用馬)の1700万円で、(有)ムラカミファームが落札した。フローラルパークは、18年ブリーズアップセール出身馬。500万円からスタートし、生産された(有)ムラカミファームが競り勝ち、生まれ故郷へ戻る形となった。受胎馬の最高価格は、JRA4勝のグレイスミノル(牝9歳、父バゴ、母シャンハイレディ、サトノクラウンを受胎)の1500万円で、岡田スタッドが落札した。全体でも2番目の高額取引となった。

 繁殖実績のある空胎馬は2頭しか売却されなかったものの、未供用馬は7割が売却され、1000万円超えが2頭いるなど、未供用馬の需要は非常に高かった印象を受ける。

 「コロナ禍の大変な状況で、無事に冬季セールが行えたことに、まずはホッとしたところです。上場頭数が少ない中でも、高い売却率を残せたように、冬季の需要もあることを確認できたと感じています」と、ジェイエスの服部健太郎市場長は振り返った。(競馬ライター)

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