G1・7勝ジェンティルドンナの娘ジェラルディーナが、エルフィンSで今年初戦を迎える。
3戦目で初勝利をつかみ、前走は阪神JF・G1に挑戦。出遅れて4角最後方から追い込んで7着ながら、0秒5差と能力の片鱗を見せた。「能力は高いけど、まだ若いね。ゲート練習もしていますよ」と母も手がけた石坂正調教師は苦笑いする。
それでも先月27日の1週前追い切りは、着実な成長を感じさせる内容だった。栗東・坂路で僚馬バラーディスト(5歳3勝クラス)と併せて4馬身先着。52秒2―12秒5で、自己ベストを1秒2更新した。「順調に仕上がった。桜花賞の権利を取って(3月からの転厩先に)渡したい」と、今月末に引退するトレーナーは勝利を意識。母もシンザン記念を制して3冠につなげた3歳初戦に注目だ。