【きさらぎ賞 今週のキーマン】パワーあるジャンカルド 武井亮調教師最終週の中京「馬場合う」

スポーツ報知
武井調教師が勝負根性を評価するジャンカルド

◆第61回きさらぎ賞・G3(2月7日、中京競馬場・芝2000メートル)

 牡馬クラシック戦線の本格始動となる第61回きさらぎ賞・G3(7日、中京)。ジャンカルドの武井亮調教師(40)=美浦=は人馬とものJRA重賞初Vへ手応え十分だ。

 ―ジャンカルドは、葉牡丹賞で1着には離されたものの、3着には2馬身半差の2着。前走を振り返ってください。

 「すごく良かったと思います。調教は前の馬のすぐ後ろにつける形でやっていました。(番手の)ななめ後方でリズムよく走れていました」

 ―1週前追い切りは27日に横山武(レースは和田竜)が騎乗し、美浦・Wコースで単走。直線を強めに追って6ハロン79秒6―13秒6でした。21日には歩様が乱れ、左前脚の挫石もありましたが、影響はなさそうですね。

 「(運動を開始した)26日に厩舎で乗って問題はなかった。ジョッキーレベルでどうかと思ったので、乗ってもらいましたが問題ないですね」

 ―この馬の長所を教えてください。

 「全力を出し切るところ。毎回追い切りで一生懸命走りますし、競走馬として一番大切な要素だと思います」

 ―今回は初めての中京。左回りも初めてですね。

 「パワーがあるタイプなので、いまの中京の馬場は合うと思います。開幕したばかりで時計も速くなる東京よりいいですね。右手前の方がスピードが維持できるし、右手前で直線を走れれば」

〈取材後記〉

 武井調教師は丸刈りがトレードマーク。物おじせず、普段も淡々と取材に答える。きさらぎ賞にかける思いは表には出ないが並々ならぬものがあるはずだ。19年にJRA通算100勝達成時の「5年もかかってしまい、正直悔しい気持ちでいっぱい」という言葉からも勝負へかける思いが伝わる。

 北海道大馬術部では副将。主将は、現在栗東に所属する寺島良調教師(39)。とにかく馬を愛し、現在でも調教にまたがる。13年12月に調教師試験を5回目で合格した際には調教中の骨折で、松葉づえ姿での会見出席となった。中央では重賞未勝利。8年目の今年、ジャンカルドで初の「G」をつかむ絶好のチャンスだ。

(恩田 諭)

 ◆武井 亮(たけい・りょう)1980年12月25日、山梨県出身。40歳。北海道大獣医学部を卒業し、その後、JRA競馬学校厩務員課程を修了。08年に美浦・二ノ宮敬宇厩舎で厩務員に。高木登、和田正道厩舎の助手を経て、13年に調教師試験を合格し、14年に開業。地方交流G1では16年の全日本2歳優駿をリエノテソーロでV。

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