大阪国際女子マラソンVの一山麻緒「鬼でしたよ~」 永山監督の鬼メニューこなし高みへ

スポーツ報知
一夜明け会見に出席した一山麻緒

 1月31日の大阪国際女子マラソンを2時間21分11秒の大会新記録で制した東京五輪代表の一山麻緒(23)=ワコール=が1日、大阪市内で会見した。

 目標としていた2時間19分12秒の日本記録に届かず、レース直後は悔し涙を流していたが、この日は「五輪までの半年というのは、十分あるなと思っています。五輪は着順なので、どこかでペースの上げ下げや駆け引きはある。昨日みたいな速いペースを経験できたのは、いい刺激になりました」と晴れやかな表情を見せた。

 昨年末には扁桃腺の腫れで流動食しか食べられないなどアクシデントがあったが、日本新ペースで果敢にチャレンジ。「1か月前に体調崩して、大事な練習ができずにもやもやして休んでいた。練習を完璧にこなせなかった中で、日本新ペースで走ってみて、そう簡単には走れないんだなというのは思った」とレベルの高さを実感。それでも「監督のメニューを完璧にやることができたらチャンスはある」と再びの挑戦も視野に入る。

 予定していた練習を全て行うことはできず、永山忠幸監督は「根本的に、苦しい練習に取り組む期間も完全休養に充ててしまいできていない。“鬼メニュー”というのは、ほとんどやっていません」。しかし、一山は「いや、鬼でしたよ~」と苦笑い。「今回はこなすことができていなかったです。これまでやってきたのよりも、これからきつくなるんだと思うと怖いんですけど…頑張ります」を気を引き締めた。

 終盤に失速したものの、半年後に迫った大一番へ、大きな経験を積んだ。今後は高地合宿も考えながらスピード持久力強化に重点を置き、月に1~2レース出場することも予定している。

 ◆一山 麻緒(いちやま・まお)1997年5月29日、鹿児島・出水市生まれ。23歳。小学5年生から陸上を始め、出水中央高3年時に全国高校総体1500メートルと3000メートルに出場。2016年にワコールへ入社。17年には世界クロカン代表に選出される。20年名古屋ウィメンズで2時間20分29秒の国内最高記録をマークして優勝し、東京五輪代表に内定。157センチ、43キロ。

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