元宝塚トップ・峰さを理さん死去、コロナで病院控え…がん発見遅れる

スポーツ報知
昨年1月のコンサートで歌う峰さを理さん。今年の舞台も決まっていたが出演はかなわなかった

 元宝塚の星組男役トップスターで女優の峰さを理(みね・さをり、本名・安田峰子=やすだ・みねこ)さんが30日午後10時50分、甲状腺がんのため、都内の病院で亡くなった。68歳だった。葬儀は近親者で営む。

 関係者によると、峰さんは昨年1月、コンサートに出演したときに「肩に違和感を覚える」などと体調の異変を漏らしていた。しかし、コロナ禍の影響もあったことから、しばらく病院に行くのを控え、様子をみていたという。病状が分かったのは7月ごろで、甲状腺がんとの診断を受けた。その後、肺への転移も見られる中、仕事を続けるために治療を続けていたが、29日に容体が急変。帰らぬ人となった。

 福井・敦賀市の老舗かまぼこ店に生まれた峰さんは、1972年に歌劇団に入団。早くから新人公演に抜てきされるなど頭角を現し、83年星組トップに。華やかな容姿に中性的な魅力を持つ正統派の男役スターとして人気を博し、日本舞踊の名手としても知られた。87年の退団後は舞台を中心に女優として活躍。2014年には「宝塚歌劇の殿堂」で殿堂入りも果たしていた。生涯、独身を通した。

 関係者によれば、峰さんは自身の人生が長くないことを覚悟した上で「最後の舞台は踊りで見せたい」と意欲を見せ、並々ならぬ決意を製作スタッフにも伝えていた。当初1月の公演予定が3月に延期となり、出演はかなわなかった。近い関係者は「つらい治療もあったと思いますが、本人は弱音を漏らすこともなかった。余命を覚悟しながら舞台を全うしようとした。強い人だったと思う」と話した。

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