2月1日から始まる今年のプロ野球キャンプは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客スタートが決まった。球場で選手の姿を見られるのはもう少し先になりそうなので、今回のキャンプ特集は担当イチ押しの「元気印」を紹介。新聞だけでなくテレビやSNS越しにも熱い姿を届けてくれるでしょう。
広島ナインを明るく楽しませてくれるのは上本崇司内野手(30)だ。
昨春の日南キャンプではベースランニングや早出特守で声と体を張って盛り上げ、円陣でも一発芸を披露。18年に野間と高橋昂がお立ち台に立った際は、なぜかサングラスをかけ通訳として登場するなど、ムードメーカーとして欠かせない存在となっている。
昨年8月28日の阪神戦(マツダ)では7年ぶりの打点が初のサヨナラ打となり、うれし涙を流した。「スカパー!サヨナラ賞」を受賞したが、複数の後輩から「賞金は俺の口座によろしくです」とイジられた愛されキャラ。「小技だけでなく、力強さが必要。打率も上げないと」とオフはスイングスピードアップを図っており、今季はひと皮むけた姿を見せる。(坂口 愛澄)