高橋尚子さん「マラソン界が動くその瞬間を見逃さないで」大阪国際女子で解説

高橋尚子さん
高橋尚子さん

 きょう(31日)正午に号砲が鳴る「第40回大阪国際女子マラソン」で、フジテレビ系生中継(正午)の解説を務める、シドニー五輪金メダリスト・高橋尚子さんが「マラソン界が動くその瞬間を見逃さないで欲しい」と大会の見所を語った。

 今大会はコロナ禍の状況を踏まえ、公道ではなく、長居公園内の周回コースを使用する。高橋さんは「2005年野口みずきさんが日本記録を出してから16年。ずっと止まっていた日本マラソン界というものがようやく動き始める瞬間が大阪で見られると私は信じています」と話す。

 自身は1998年のバンコクアジア大会、景色の変わらない無観客状態の高速道路で行われたマラソンで、自身が持つ日本最高記録を4分以上も更新した。「自分の足音や周りの選手の呼吸も聞こえるので、自分自身の体調や周りの選手の状況を客観的に把握できるバロメーターになった」と経験を語り、今回の周回コースについて、「自分の中に入り込める、集中するという部分ではメリットになる」と話した。

 また大院大時代によく走ったという長居公園について、平坦で折り返しや急なカーブがない点に加え「もともと木があって風の影響を受けにくいのですけど、さらに今回フェンスで仕切られると聞いているので、横風を防いでくれ、選手への大きな味方になる」とポイントを挙げた。

 例年とは違う変更点の多い大会となるが「30キロまでいかにラクに走れるか。最後の12キロを別物として捉えて走ることが出来ればいいと思います。周回コースなのでちょっとした自分の変化やタイムの変化をものすごく感じると思うので、そのちょっとした変化に惑わされないようにして欲しい」とアドバイスした。

 最後に「マラソン界においてもすごく制限された中での生活を余儀なくされています。でもその中で今の環境をうまく使いながら自分のパフォーマンスを上げていく選手を見て、皆さんの生活が一歩でも明るくなるきっかけになったらいいなと思います」とメッセージを送った。

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