大阪国際女子マラソンは記録狙える周回コース…ポイントは高低差と左足への負担 元長距離選手の記者が走って分析

40キロ付近
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 陸上担当で、順大陸上部OBの太田涼記者が大阪国際女子マラソンの長居公園周回コースを試走し、攻略法を探ってみた。

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 周回コースは、記録を狙うにはこの上ない。本番よりは少ない5周しか走っていないが手応えは十分。感覚的にペースを上げても、しっかりタイムに反映され、非常に走りやすい。ポイントになりそうな部分が2点、思い浮かんだ。

 1つは高低差。従来の市街地のコースでは約9メートルだが、周回は1周約5メートル。差は少なくなったが、15周することを考えると、結構な数の起伏が待ち構えることになる。さらに、今回のコースは100メートルごとの高さが高低差表として発表されているが、その100メートル内にも小さな上り下りが潜んでいることを実感した。この高低差を「意外とダメージがあるかも」と捉えるか、「リズムを作りやすいからいいな」と感じられるかも大事になりそうだ。

  • 2021年大阪国際女子マラソン周回コース

    2021年大阪国際女子マラソン周回コース

 2つ目は、左足への負担だ。コースは折り返しや大きなカーブもなく、転倒のリスクは小さい。コースの幅は10メートル近くあり、周回遅れの選手と先頭集団が交錯する可能性があった給水ポイントも、コースの両側に設置することで危険を回避できる。道幅は思ったよりも広く感じられたが、唯一の不安は常に左足に重心が乗りがちになるということ。見た目は直線でも、ほとんどの場所が緩やかに左へカーブしているように感じた。反時計回りで約15周続くことがどう影響するか。フォームの乱れに気付き、リセットできる精神状態を保てるかどうかがカギになるだろう。(陸上・長距離担当)

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