大阪国際女子マラソンは16年ぶり日本記録更新狙える…一山麻緒、周回コースは「走りやすそう」

スポーツ報知
記者会見で大会への意気込みを語った一山麻緒

 31日に行われる大阪国際女子マラソンの記者会見が29日、大阪市内で開かれ、東京五輪代表の前田穂南(24)=天満屋=や一山麻緒(23)=ワコール=らが出席した。新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、レース10日前に周回コースへの変更が決定。異例の事態ながら、19年東京五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を制した前田と国内日本人最高記録を持つ一山の最強同士が日本記録更新に挑む。

 異例の高速レースの幕が上がる。急きょ周回コースへと変更された大会だが、高低差約5メートルとほぼフラット。28日にコースを散歩したという一山は「起伏がなくて、走りやすそう。あとは11、12周目くらいまでは心にゆとりを持って走りたい」とプランを明かした。

 国内女子マラソンとしては初めて、昨秋のドーハ世界陸上代表の川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=ら男子選手をペースメーカーに配置するなど準備は整う。コース変更というアクシデントに「最初に聞いた時は『あぁ、周回かぁ』と」と最初は戸惑ったものの、「1周約2・8キロ、15周で42・195キロが終わるかと思ったら気が楽になりました」と気持ちを吹っ切った。

 前田は優勝して代表内定した19年MGC以来、1年4か月ぶりのフルマラソン挑戦。けがもあり、年末年始は思うように走れなかったというが、「体調はピークに近づいている。当日、走ってみないと分からない部分もある」と不安な部分もあるが表情は明るい。周回コースについては「まだ試走していません。ただ、あまり気にしていません」と平常心で臨む。

 東京五輪前、最後の42・195キロとなる可能性が高い2人。こだわるのは勝負以上に、05年に野口みずきが樹立した2時間19分12秒の日本記録更新だ。前田が「2時間20分を切れるように」と言えば、一山も「日本記録を目指して、それだけのためにやってきました」。今夏の大舞台へ、最高の弾みをつけるつもりだ。

 昨年12月には、今大会のゴールでもあるヤンマースタジアム長居で行われた長距離種目の日本選手権で男女1万メートルの日本新が誕生した。“聖地”のパワーも追い風に、16年ぶりに日本女子マラソン界の時計を動かす。(太田 涼)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請