一山麻緒「最初は『周回かぁ…』と。でも15周で終わるなら気が楽に」 大阪国際女子マラソン会見

記者会見で大会への意気込みを語った一山麻緒
記者会見で大会への意気込みを語った一山麻緒

 31日に行われる大阪国際女子マラソンの記者会見が大阪市内で開かれ、東京五輪代表の一山麻緒(23)=ワコール=らが出席した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主催者らはレース10日前にコースの変更を急きょ発表。1982年の第1回大会以来初めての周回コースでのレースに向けて「日本記録を目指して、それだけのためにやってきた。感謝の気持ちを持ってチャレンジしたいと思います」と意気込んだ。

 周回コースについては28日に1周散歩したという一山。「最初に聞いた時は『あぁ、周回かぁ』と。でも1周約2・8キロ、15周で42・195キロが終わるかと思ったら気が楽になりました」と笑顔。「起伏がなくて、走りやすそう。あとは11、12周目くらいまでは心にゆとりを持って走りたい」と話した。

 従来はヤンマースタジアム長居発着で市内を巡っていた。しかし、今大会のみの措置で公園内をスタートし、約2・81キロのコースを約15周してヤンマースタジアム長居にゴールするコースへと変更された。昨年のうちに“保険”として考案され、コースを測定。世界陸連に申請は受理されており、公認記録として扱われる。

 今大会には19年ドーハ世界陸上代表の川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=ら男子のペースメーカーを国内女子マラソンとしては初めてセッティング。04年アテネ五輪金メダルの野口みずきが05年に樹立した日本記録更新へ万全の態勢を整えており、さらに周回コースは1周の高低差が約5メートルと小さい。

 以下、招待選手(記録は自己記録)。

▽一山麻緒(ワコール)2時間20分29秒

▽前田穂南(天満屋)2時間23分48秒

▽岩出玲亜(千葉陸協)2時間23分52秒

▽谷本観月(天満屋)2時間25分28秒

▽池満綾乃(鹿児島銀行)2時間26分7秒

▽山口 遥(AC・KITA)2時間26分35秒

▽中野円花(岩谷産業)2時間27分39秒

▽萩原歩美(豊田自動織機)1時間10分16秒※ハーフ

 ◆一山 麻緒(いちやま・まお)1997年5月29日、鹿児島・出水市生まれ。23歳。小学5年生から陸上を始め、出水中央高3年時に全国高校総体1500メートルと3000メートルに出場。2016年にワコールへ入社。17年には世界クロカン代表に選出される。20年名古屋ウィメンズで2時間20分29秒の国内最高記録をマークして優勝し、東京五輪代表に内定。157センチ、43キロ。

 ◇大阪国際女子マラソン 1982年に第1回大会が開催された。何度かコース変更はあるが、現在はヤンマースタジアム長居発着、道頓堀橋南詰折り返しで、高低差約9メートルのフラットなコース。大会最高記録は03年野口みずきの2時間21分18秒。今回はコロナ禍で国外招待選手や海外勢ペースメーカーの出場はない。

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