2021年「変化した1年で結果を残したい」 丹羽孝希WEBコラム「一意専心」第3回

丹羽孝希
丹羽孝希

 卓球男子で東京五輪代表の丹羽孝希(26)=スヴェンソン=のWEB限定コラム「一意専心」。第3回は国際大会や世界ランキングの方式が変わる今年の抱負、17日に閉幕した全日本選手権の振り返り、新たに挑戦している中国製の粘着力の高いラバーの感触などについて語った。

 2021年は、一つ一つの大会でいい結果を残すことが目標です。どの大会があって、どの大会がないのか。今のコロナ禍の状況では分からないことも多いですし、ワールドツアーもWTTに変わって、世界ランキングの方式も新しくなって、ゼロからに近い形になります。その変化した1年でまたいい結果を残して、世界ランキングをもっともっと上げていきたいです。

 今年最初の大会の全日本選手権はベスト8でした。いつもは12月ぐらいまで国際大会があるので、あまり全日本に入り込めていない部分がありましたが、今年はしっかり準備する期間があって、対策も立てて入ることができました。初日の4~6回戦までの3試合は予想してきた相手が順当に勝ち上がってきたので、準備していた通りに試合をできたと思います。

 ただ、今回は(前回大会で敗れた)戸上(隼輔)選手が棄権になったり、(前回優勝の)宇田(幸矢)選手が負けたり、トーナメントが荒れました。準々決勝に残ったメンバーを見た時に、自分の中でもこれはチャンスがあると期待した部分があったんですけど、そこで気持ちの緩みがあったのかもしれません。準々決勝の田中(佑汰)選手は初対戦でしたが、すごく思い切って、バックハンドもいいプレーをしてきて、思った通りの展開にすることができませんでした。

 年末年始はコロナ禍で北海道の実家には帰らず自宅で過ごしました。Tリーグの前半戦が12月24日に終わって、そこから1週間は体を休めて、大みそかはいつもは「ガキ使」を見るんですが、今回は「嵐」の生配信ライブを見ていました。嵐はすごく好きなんですが、本当に感動しましたね。新年は久しぶりに1月1日から練習しました。いつもは国際大会ばかりなので、まずはリフレッシュした状態でスタートできるように過ごしていましたが、昨年は大会がほとんどなかったので、全日本でいい結果を残したいと思って、元日から始めました。

 年も変わって、1日から心機一転でラバーも変えました。(契約メーカーの)VICTASが新しい中国製の粘着ラバー「TRIPLE Double Extra」を出したということで、粘着ラバーは僕もずっと使いたいと思っていました。五輪王者の馬龍選手も両面粘着ですし、今は中国選手以外でも使っている選手が増えています。

 チキータの処理や相手に攻められた時の対処が課題だったので、ラバーを変えてチャレンジしてみようと思ったことが理由です。卓球を20年ぐらいやってきて、初めて粘着を使いましたが、練習の感覚はすごく良かったです。全日本にも不安はなかったですし、試合もラバーを変えたから負けたのではなく、相手のプレーが素晴らしかった。少し打法を変えないといけないところはありますが、今もバックの練習を中心にいい感覚でできています。

 Tリーグは30日から岡山でホーム2連戦があります。(岡山リベッツに移籍して)初めてのホームなので楽しみです。岡山武道館はコンパクトで丸くて一体感があるので応援の力を感じますし、すごくやりやすそうだなと思って見ていました。チームは5勝8敗の3位。ちょっとでも負ければファイナル進出は難しくなります。2試合とも勝ちたいですし、ファンの方にも勝利を見せたいですね。

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