【ヒルマニア】ベロビーチのドジャータウンは米軍基地がスタート。1995年は野茂英雄が一人黙々とランニングをしていた

スポーツ報知
95年、ベロビーチ・キャンプでラソーダ監督(左)らが見守る中、初めて投球練習をするドジャース・野茂(右手前)

 ベロビーチの「ドジャー・タウン」として認識されている施設は、2019年にスポーツのキャンプ施設として初めて米国の史跡に認定された。歴史は古く第2次大戦中、米海軍と陸軍のトレーニング施設を建設。1948年から、当時ニューヨークのブルックリンに本拠を置いていたドジャースが借り受けた。現在の名称は20世紀初の黒人大リーガーを記念して「ジャッキー・ロビンソン・トレーニング施設」となっている。

 53年に完成したホルマン・スタジアムのほか、4面のグラウンドと内野だけのグラウンドに加え、10人近くが一緒に投げられるブルペンがある。宿泊施設、レストラン、ロッカーのほか、選手や関係者の余暇用に9ホールのゴルフ場や専用の滑走路も近隣に作った。バスケットボールのコートやプールもあった。近くを流れる堀にはワニがおり、緑が美しい施設だった。

 95年にはドジャースとマイナー契約を結んだ野茂英雄が、選手会のストライキにより大リーガーが参加していないキャンプでマイナーの選手とともに汗を流していた。野茂番として現地に着いた私は、早朝から1人でランニングをする野茂の姿を目の当たりにした。ストライキ解除でメジャーの選手が戻ってくると練習はお昼には終わる。ナインが引き上げた中で、グラウンドの奥にあった打撃ケージでは主砲のピアザがコーチとショートバウンド捕球の練習を続けていた。メジャーリーガーはキャンプであまり練習しないといわれていたが、超一流の違いに驚かされた。

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