神奈川大学リーグ・横浜商大が26日、横浜市内のグラウンドで年明け初の全体練習を行った。チーム史上初めて投手で主将に就任した154キロ右腕・飯田琉斗(3年=向上)は、チームを変革して初の日本一に導き、ドラフト1位でプロ入り―という壮大な目標を掲げた。
全国大会未勝利のチームの歴史を変える。飯田は1975年創部のチームで一人もいなかった投手の主将就任を直訴。「難しい立場ですが、チームをまとめて勝つことができたら、自分も成長できるはず。目標は日本一。過去に勝ててないだけで、自分たちが勝てばいい」と力を込めた。
昨年12月に就任すると、さっそく動いた。打撃、守備、走塁、バッテリーの各部門ごとにリーダーを指名。テレビ会議アプリ「Zoom」による選手間ミーティングで意見交換も活発に行い、チーム内の風通しをよくした。「個人的にはドラフト1位でプロに行きたい。相手が分かってても打てないストレートを投げたいです」と鼻息を荒くした。(片岡 泰彦)