昨季新人王の広島・森下暢仁投手(23)が26日、マツダ室内でチームの合同自主トレに合流し、憧れのツインズ・前田健太投手(32)からデータの重要性を学び、変化球のアドバイスももらったことを明かした。
カープの背番号18の先輩と昨年末に会食。メジャーは日本よりもデータの活用が進んでいる現状を教わった。「バッターに対していろんなデータをたくさん取ること、対戦する前に情報をしっかり入れるということを聞けました」。マエケンがそうしたデータを踏まえて打者と対戦していると知り「いいなと思ったところはすぐに取り入れて、自分を持ちながらやっていけたら」と、2年目のジンクスをはね返すヒントにした。
さらに、今月6日から24日まで鈴木誠らと自主トレを行った沖縄県内の施設で、別グループで練習していた前田とのキャッチボールも実現。球種について質問攻めしたという。「とくに前田の武器のスライダー?」という報道陣の問いには「まだ試し段階なのでこれから頑張ります。完成したら言います」と笑って言葉を濁したが「プラスになりました」と充実の様子だった。この日は今年初のブルペン投球で20球。「18」の前任者が5度担った開幕投手も目指していく。(坂口 愛澄)