ギータ流の楽観主義で飛躍を目指す。ロッテの安田尚憲内野手(21)が26日、ZOZOマリンでオンライン取材に応じ、25日まで合同自主トレを行ったソフトバンク・柳田のプラス思考を継承する考えを明かした。
「長いシーズン、柳田さんクラスでも打てない時がある、と。“深く考えすぎずポジティブに次の打席に立つことが大事”と言われました。僕はネガティブになってしまう。打てない時もポジティブな気持ちで」
昨季は打率2割2分1厘、6本塁打、54打点。シーズン途中からは4番を務めたが、成績向上へ「変わらないと」と弟子入りを志願した。佐賀県内での自主トレでは温泉につかりながら極意を吸収。師からは「3割か20発どちらかを達成しろよ」とノルマを課せられた。
目標設定からもマイナス思考を排除する。「打率は増減がある。増えていくものだけを意識した」という柳田の教えから、本塁打や安打数増に比重を置くと決めた。キャンプでは平成唯一の3冠王・松中氏が臨時コーチを務める予定で「レベルアップできるチャンス」と安田。大打者2人に学び、スラッガーの道を歩む。