【仙台】元バルサMFクエンカ、今年こそ躍進導く

パスを出すクエンカ(右)(左は皆川、中央はマルティノス)
パスを出すクエンカ(右)(左は皆川、中央はマルティノス)

 J1仙台は25日に宮崎県西都市での1次キャンプ(2月3日まで)をスタートさせ、26日から午前と午後の2部練習を開始した。この日は午前中にフィジカルトレーニングと走り込みを行い、午後は、ボールを使った練習に励んだ。昨季はケガで不完全燃焼に終わった加入2年目の元バルセロナMFクエンカ(29)は、今季こそチームの要となるべく、覚悟を持ってキャンプインした。

 チームが掲げる1次キャンプのテーマは「戦う強靭な体作り」。26日以降は基本的に2部練習で選手たちを鍛え抜いていく。午前中の負荷の高いペース走を終えたクエンカは苦悶(くもん)の表情を浮かべながらも、「本当にきつい練習だが、試合に向けてリズムをつかむためにいい調整はできている」と走りきった。 テクニカルなドリブル、高いキープ力と攻撃センスが光る助っ人は、昨季チームの核となることを期待されたがキャンプ序盤から別メニューが続き、2月に右膝半月板の手術で全治約6か月の診断を受けて長期離脱。先発出場は9試合にとどまり、チームも17位に沈む悔しいシーズンを送った。「去年は長い時間プレーすることができなかったが、自分はこのチームで上にいけると思っている。仙台の街も気に入っている。だから今年もここで戦うことを決めた」と気持ちを高めている。

 午後の練習では、ボールを使い、2対6、4対6の鳥かごや13対13の変則的な実戦練習を行うなど、攻撃側はいかにボールを失わずパスを組み立てていけるか、守備側はボールを奪うタイミングとカバーの連係を意識してトレーニング。手倉森誠監督(53)は「今年は勝負、覚悟の年だと選手たちには言い続けている。選手たちは姿勢、成長する意欲にあふれている」と目を細めた。クエンカも、「試合で最高のプレー、チームを助けるプレーをする。自分のレベルを上げる」と闘志を燃やす。約1か月におよぶキャンプの中で、1年間戦い抜くための土台を作り、今季こそ躍進へ導くキーマンとなる。(小林 泰斗)

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