【巨人】ドラ4伊藤優輔の小山台高恩師がエール…経歴書に書かなかった「中学都大会V」

小山台・福嶋正信監督
小山台・福嶋正信監督
小山台高時代には14年のセンバツで甲子園のマウンドに立った
小山台高時代には14年のセンバツで甲子園のマウンドに立った

 春季キャンプが目前となり、巨人の次世代を担うルーキーたちのアピールも始まった。春季キャンプ1軍スタートが決まり、最速156キロの直球を武器に「1年間1軍」を目指すドラフト4位・伊藤優輔投手(24)=三菱パワー=の小山台高時代の恩師・福嶋正信監督(65)が25日、スポーツ報知の電話取材に応じ、教え子の秘話を明かすとともにエールを送った。

 入学直後の優輔の印象をよく聞かれるんですが、実は全く覚えてないんです。というのも、彼は実に謙虚な男で、都大会優勝投手という中学時代の輝かしい実績を入部時の経歴書に書かなかったんです。

 ウチのグラウンドは狭いものですから、例年、1年生は春先は体力づくりだけ。キャッチボールを見る機会もない。5月頃に私立の強豪校(佼成学園)と練習試合をした時、相手の監督さんに「すごい1年生ピッチャーが入りましたね」と言われ、初めてその存在を知りました。

 それでキャッチボールをさせてみたんですが「これは本物だな」と。フォームもきれいだし、ボールもよく伸びた。すぐに1軍に加え、夏の公式戦にも起用し、その秋からエースにしました。でも、当初の球速は120キロ台。まさかプロに行くとは思ってませんでした。

 運動神経がよく、肩、肘を故障することもなく、順調に成長してくれました。21世紀枠で出場したセンバツでは初戦で履正社に大差で敗れましたが、四球やバックのミスが絡んでのもの。三振を8つ取れたことで、全国でも通用するんだと思ったものです。

 卒業後もたびたび母校に顔を出し、後輩たちにピッチングを披露してくれてました。社会人に進んでからコントロールに磨きがかかったことで「これはプロに行くぞ」と思いましたね。コロナの関係で中止になってしまいましたが、昨年12月も練習に来てもらう予定だったんです。

 巨人で競争を勝ち抜くのは大変だとは思いますが、彼ならやってくれるはず。高校時代から数々の逆境を乗り越えてきましたから。東京ドームのマウンドで活躍する姿を見せることで、都立高で野球をやってる子たちに夢を与えてもらいたいですね。(小山台高監督)

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