静岡大新4年の石田雄大&井手駿、県学生リーグからプロ目指す

スポーツ報知
共にプロ入りを目指す静岡大・石田と井手(左)

 3年連続でドラフト指名選手を送り出している県学生野球リーグに、今年もプロ入りを目指す若武者がいる。注目は共に静岡大新4年の石田雄大と井手駿だ。石田は最速146キロ、井手は148キロを誇り、すでに複数球団から視察を受けている。チーム本体がある静岡キャンパス(C)ではなく、浜松Cで日々汗を流す剛腕コンビが“逆境”に負けずにプロを目指す。

 栄光への道は自分で切り開く。4月からはいよいよ進路を占う最終学年。静岡大・石田が「チームを引っ張っていく。優勝して神宮に行き、その先にプロがあると思う」と言えば、井手も「目標はドラフトで呼ばれること」と目をぎらつかせた。

 環境を言い訳にしない。所属する学部があるため浜松Cに通うが、顧問や部長がいないため平日の練習はサッカー部の人工芝ピッチなどで行い、週末のみ約90キロ離れた静岡Cに出向いて本体の練習や試合に参加している。「移動が大変っていうだけ。力があれば試合でも使ってもらえる」と石田。現在は9人だが1年時はわずか4人で始動。「井手がいてくれて良かった。お互いに刺激し合いながらやってこれました」。トレーニング好きな井手が動画サイトやSNSから情報を集めてメニューを考案し、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

 平日はキャッチボールやノック程度でブルペン投球すらできない。それでも石田はイチロー氏も取り組んでいた初動負荷理論のジムに通い、3年間で6キロ球速がアップ。昨秋リーグでは優勝した日大国際相手に1失点完投勝ちも収め「真っすぐで押し切れたのは自信になった」とうなずいた。

 井手も月に1度、都内のパーソナルジムに通い、高校時代の133キロから15キロも伸びた。昨春まではリリーフ中心だったが同秋から先発に転向し2勝。「1試合抑えきれる投手になっていきたい」と言い切った。

 県リーグからは18年に静岡産業大・大盛穂(外野手、広島育成1位)、19年に静岡大・奥山皓太(外野手、阪神育成2位)、昨年、東海大海洋・加藤廉(内野手、巨人育成12位)が指名された。石田が「地方というのは関係ない」と言えば、井手も「先輩方を見ていたら、高校で実績がなくても頑張ったらプロを目指せることが分かった。やれるだけのことをやる」と猛アピールを誓った。(武藤 瑞基)

 ◆石田 雄大(いしだ・ゆうた)1999年7月8日、愛知・西尾市生まれ。21歳。小学1年から鶴城クラブでソフトボールを始め、刈谷東中では野球部に所属。刈谷高3年時に捕手から投手に転向しエースに。173センチ、74キロ。右投右打。家族は両親と兄。

 ◆井手 駿(いで・はやお)1999年5月19日、愛知・小牧市生まれ。21歳。小学4年時にブルースカイで野球を始め、南山中を経て高蔵寺高に進学。2年時に右肘を故障し、3年夏は背番号20でベンチ入り。182センチ、78キロ。右投右打。家族は両親と弟。

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