【高校サッカー】尚志が4強入り 村上力己が2発…東北新人選手権

前半34分にヘディングで勝ち越し点を決める尚志・村上力己(手前)
前半34分にヘディングで勝ち越し点を決める尚志・村上力己(手前)

◆サッカー東北高校新人選手権準々決勝 尚志(福島1位)4-1専大北上(岩手2位)(24日、福島・Jヴィレッジ)

 準々決勝で尚志(福島1位)が専大北上(岩手2位)を4―1で下し、4強入りを決めた。FW村上力己(2年)が前半12分の先制弾、同34分の勝ち越し弾と2得点をマーク。同じく2点を挙げた23日の1回戦・八戸学院光星戦と合わせ、2戦4得点と絶好調だ。25日は準決勝と決勝が行われる。

 ストライカーの“本能”が生きた2得点だった。2トップの一角で先発した尚志FW村上が前半12分、ゴール前の混戦でのこぼれ球を押し込んで先制点を奪うと、同点にされた後の同34分には左CKから味方選手が頭でふわりと折り返したボールにいち早く反応し、ヘディングで勝ち越し点をゲット。「(失点は)自分がボールを取られたからだったので、取り返してやろうと思っていた」と胸を張った村上に、仲村浩二監督(48)は「いいところにいる。さすがストライカー、という感じ」とたたえた。

 これで1回戦に続き2戦連続の2得点。「複数得点を取れてよかった」と話した村上だが「ハットトリックしたいな、と思っていたので…」と悔しさもみせた。岩手・陸前高田市で生まれて、東日本大震災では父親を津波で亡くした。幼少時にサッカー観戦に一緒に行ったり、自宅の庭でボールを蹴ったりとサッカー好きの父親だったという。高いレベルでプレーしたいと、中学進学に合わせて盛岡市内へ移住。さらに成長するため、親元を離れて尚志へ進んできた。

 チームは県予選準決勝で敗れて今年度の全国高校サッカー選手権出場を逃し、村上も県予選でメンバー落ち。今大会は復活に向けた“再出発”の場だ。25日の準決勝は3連覇中の青森山田と対戦する。「次こそハットトリックをして勝ちたい」と力強く語った村上が、4年ぶりの優勝をつかむまで得点を量産する。(有吉 広紀)

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