照ノ富士11勝来場所大関取り「10勝は目標にしていた。達成してよかった」

照ノ富士(左)がすくい投げで明生を下す
照ノ富士(左)がすくい投げで明生を下す

◆大相撲初場所千秋楽 〇照ノ富士(すくい投げ)明生●(24日、東京・両国国技館)

 照ノ富士が、2度目の大関取りへの挑戦権を得た。明生との一番は立ち合いから右上手も、一度は切られる。回り込む相手に左を差すと、土俵際ですくい投げを決め、11勝目。「10勝は目標にしていた。達成してよかった」と今場所は3度目の技能賞も獲得した。

 小結で13勝した昨年11月場所から2場所連続の2ケタ白星。「三役で直近3場所33勝」の大関昇進ノルマまで、あと9勝とした。昇進を預かる審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱・旭富士)も、春場所での大関取りについて「当然ですよね」と明言し、「(昨年11月場所で)優勝同点しており、内容もある」と弟子の相撲を評価した。

 2015年夏場所で初優勝し、大関に昇進。だが、両膝のけがや糖尿病などに苦しみ、一度は序二段まで落ちた。再入幕の昨年7月場所で復活優勝を果たすと、「元の位置(大関)に戻りたい」と三役にも復帰。有言実行で“王手”をかけた。

 「大関陥落翌場所10勝以上で復帰」の現行規定となった1969年7月以降、大関が平幕以下転落後に復帰したのは77年初場所後の魁傑のみ。地獄を見た元大関は「(膝は)問題ない。来場所も大関復帰に向けて頑張ります」と、真っすぐ一つの目標だけを見つめた。(大谷 翔太)

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