里見香奈女流名人が地元・出雲入り「ここで対局できるのは幸せ」24日に防衛戦第2局

対局場見分。調光具合などを確認する里見香奈女流名人(右)と加藤桃子女流三段
対局場見分。調光具合などを確認する里見香奈女流名人(右)と加藤桃子女流三段

 将棋の里見香奈女流名人(28)=清麗、女流王位、倉敷藤花=に加藤桃子女流三段(25)が挑戦する「第47期岡田美術館杯女流名人戦」五番勝負第2局が24日に島根県出雲市の「出雲文化伝承館 松籟亭」で指される。

 自己最多記録を更新するV12と女流タイトル戦最多タイ43期を目指す里見女流名人は、23日に大阪から地元・出雲入り。加藤女流三段は東京から空路で現地に移動した。

 小雨が降り、冷たい風が吹く中、両者は対局場の「松籟亭」を訪れ、入念に検分を行った。里見は「毎年毎年、ここで対局できるのは幸せなこと。地元の方々に声をかけていただき、励みになります」とホーム対局に改めて感謝した。今月17日の第1局を後手で制し、出雲決戦では5年連続の先手番だが「先後はあまり重視していない」と話した。

 一方、チャレンジャーの加藤女流三段は出雲訪問は初めて。「里見さんの地元がどういうところなのか純粋に楽しみにしていました」と笑顔。第1局は完敗したが、21日の女流王将戦予選では1日2勝し、本戦に進出。「忙しくしていたのは良かった」と反撃へ上昇中だ。

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